私たちについて
KINOPPI(株)が取り組む3つの課題
キノッピモデルは、障がい者グループホームの運営を通して幾重にも
重なる社会課題に対して貢献しているソーシャルビジネスです。
8050問題
障害のある子どもを持つ高齢者の親御さんが沢山います。体力的にも金銭的にも子供の支援が難しくなった全国の親御さんから、親御さんが亡くなった後も障がいのある子どもが社会から孤立しないように、キノッピモデルへの期待は年々高まっています。
地域雇用の活性化
増え続ける障がい者人口を支えるため、福祉未経験の方を積極的に採用し支援スタッフとして育成しています。特に、地域シニアスタッフの参加率はとても高く、高齢者の孤立を防ぐ役割と地域経済への貢献は小さくありません。
空き家の利活用
地域の利用されていない戸建てや空室になっている田舎のアパートなどを積極的に活用しています。周辺の生活環境を劣化させる要因になる空き家の数を減らしながら、利用者様のご希望に合わせて合わせて、住まいの選択肢を増やしているのが特徴です。
“やさしい街”をつくるキノッピの仕組み
誰一人取り残さない地域共生社会の実現にむけ、質の高い支援体制と、
地域に必要な経済基盤となるための福祉サービスを仕組化しています。
家族経営という形
グループホームの現場の仕事は、特に専門資格も必要がないため、夫婦や両親、ご兄弟なども一緒に会社を経営できるのが特徴です。スタッフの中にも、親子や姉妹など、家族の紹介で働いているスタッフも沢山おり、グループホームという職場を通して家族の絆が深まったという声を多くいただいています。
パート主体の支援体制
「少しの力を沢山あつめる」ことが安定した支援のポイントです。常勤で働くよりも体力的なハードさもなく、余裕をもってご利用者様と向き合えること、また。所属スタッフが多く、勤務時間が短いことで、お互いのお休みも皆でフォローしあえる仕組みによりチームワークも高まり、ワークライフバランスがとれた職場になっています。
生活支援ガイドブック
利用者様にとっては、地域生活を始めるときの不安を軽減し、スタッフにとっては、初めての障がい者支援の手引きとして、キノッピの家では、3冊の生活支援ガイドブックを用意しています。地域での共同生活を行っていくうえで「お互いに優しい気持ちになれるように」、共同生活の仕方、障がい者支援の考え方、個別支援の方法が記されています。
情報共有の仕組み化
各拠点のスタッフが自発的に考えながら動いていくための様々な情報共有の仕組みがキノッピの家にはあります。複数の公式LINEやチャットワークを組み合わせた報告・連絡・相談システムや3種類の会議体、スマホで視聴できる研修制度など、障害福祉が未経験の方でも自然と障がい者の生活支援ができるようになっていきます。
賃貸による経営モデル
地域の空き家を所有しているオーナー様の物件を賃貸することで、オーナー様も喜び、利用者様も入居しやすい料金設定になります。軽微なリフォームのみで、大がかりな建築工事も必要なく環境にもやさしい。また、物件の購入ではなく賃貸として開設できるため、初期費用を抑えながらスピーディーに多店舗開設が可能になります。
シニアスタッフの活躍
地域にいる高齢者の中には、フルタイムでは働けないけど短時間なら働きたいという方が沢山います。地域に適度に働き続けられる場所があるということは、ボケの予防や身体機能の維持はもちろん、シニアのセカンドライフにも貢献しながら、高齢者の孤立を減らしていくことにも役立っています。
生活見守りシステム
24時間、利用者様に安心して生活していただくために、全拠点にホームセキュリティカメラを導入しています。スマートフォンやパソコンなどから、いつでも全拠点を確認できるようにする仕組みにより、利用者様とスタッフ、そして地域住民の方の安心が確保できる環境づくりに取り組んいます。
生活お守り保険
もしも、利用者様が誤ってモノを壊してしまったり、事故・トラブルによる損害が発生してしまった時の保証です。キノッピの家の中だけでなく、日中活動先や、プライベートの時間など24H対応の保証が、利用者様全員に無料でついてくる保険を導入していますので、地域生活が初めての障がい者の方でも安心して暮らすことができます。
“利用者さまに聞いてみました”
実際にキノッピの家の生活はどうなのか、直接、利用者様に感想を聞いてみました。
以下、原文そのままでご紹介いたします。
キノッピの家に入居した後で変わったことは、なにかありますか?
・仕事をはじめることができました。退院後は生活訓練を受けてキノッピの家に入居しました。仕事には、週5回午前中に行っています。自分のペースで仕事にもいけているので良かったです。(30代女性Kさん)
・B型事業所の仕事を始めてお菓子作りを楽しくやっています。今は、週5回半日勤務ができるようになり、目標は週5回一日勤務を目指してます。(40代女性Aさん)
・一人暮らしの時は、雑というか、いい加減に生活していた。公共料金の支払いなどもグループホームは分かりやすいので生活しやすい。(40代男性Tさん)
・外出したり、人と関わることが増えました。入居前は、自宅で引きこもりのような生活をしていたので、キノッピの家に入居してからは、人と関わる機会が増えました。(50代男性Kさん)
・キノッピの家は自炊が出来るので、好きな料理を楽しんでいます。(30代女性Sさん)
キノッピの家では安心して過ごしていられますか?
・困ったことや悩み事など相談に乗ってくれるので不安なく過ごせていると思います。部屋にも鍵がついているので安心。(40代男性Wさん)
・夜も夜勤の人が居てくれるのでトイレに起きてもホッします。一人暮らしの時は倒れてしまって誰にも見つけてもらえなかったらどうしよう。など、不安でした。(50代女性Aさん)
・夜間も人がいるので安心(20代女性Fさん)
・朝起きれないときは世話人さんが声を掛けてくれるし、薬も管理してくれて飲み忘れもないので安心です。規則正しい生活ができるようになってきています。(30代男性Sさん)
実家での生活と比べて違いはありますか?
・実家では、なんでも両親がやってくれていたけど今は自分で出来ることはやるようになってきました。(20代男性Mさん)
・違いは、出来ることは自分でする、出来ないこところは手伝ってもらっています。(50代男性Sさん)
・共同生活なので、ルールや決まりはありますが、自由もたくさんあります。友達も同じキノッピの家に入居しているので楽しいです。(20代女性Yさん)
・ご飯など自炊も出来ますが提供もしてくれるので、ごはんのことを考えて疲れることはなくなりました。自炊とキノッピの家の提供のご飯をうまく組み合わせて食べています。(30代女性Hさん)
・時間を気にして行動するようになりました。(40代女性Mさん
他のグループホームと違うところはありますか?
・実家では、なんでも両親がやってくれていたけど今は自分で出来ることはやるようになってきました。(20代男性Mさん)
・違いは、出来ることは自分でする、出来ないこところは手伝ってもらっています。(50代男性Sさん)
・共同生活なので、ルールや決まりはありますが、自由もたくさんあります。友達も同じキノッピの家に入居しているので楽しいです。(20代女性Yさん)
・ご飯など自炊も出来ますが提供もしてくれるので、ごはんのことを考えて疲れることはなくなりました。自炊とキノッピの家の提供のご飯をうまく組み合わせて食べています。(30代女性Hさん)
・前のグループホームに居たときは、お風呂が共同で時間なども決められていました。今は自分のペースで入っています。(60代男性Oさん)
キノッピの家の入居によって、ご両親との関係性に変化はありましたか?
・親との関係が良くなりました。入居前は、母親との関係が良くなかったのですが、LINEをしたり今はたまに実家に帰ったりして程よい距離感でいることが出来ています。(30代女性Uさん)
・実家に居るときは、働きたくても働けない精神状態で両親に申し訳ない気持ちがありました。母親と言い合うこともなくなり、離れて生活することを選んでお互い良かったと思います。(20代女性Iさん)
・以前は家族とうまく行かないことが多くて喧嘩が多かったが、今は喧嘩しなくなった。(40代男性Hさん)
・親子喧嘩が減りました。怒られることが減りました。(50代男性Eさん)
・親に気を使わなくてよくなった。(40代男性Tさん)
・たまに会うので、お互い優しくなれます。(40代女性Wさん)
数字で見るキノッピの家
増え続ける障がい者人口を支えるため、
福祉未経験の方を積極的に採用し支援スタッフとして育成しています。
特に、地域シニアスタッフの参加率はとても高く、
高齢者の孤立を防ぐ役割と地域経済への貢献は小さくありません。
セミナー限定公開中
障がい者グループホーム経営にご興味がある方は、
限定公開中の2本の無料セミナーで事業の概要を学ぶことができます。
障がい者家族会での講演会にて
障がい者の一番の支援者でもあるご家族が抱える「8050問題」として「親亡きあと問題」の解決にも配慮した、
地域共生型グループホーム「キノッピの家」の活動について、様々な地域で啓蒙活動をおこなっています。
とある講演会にて、障がい者の親御さんからこんな質問がありました。
Q子どもが将来1人で暮らしていける等にグループホームで生活力をつけていくことももちろん大切だとは思うが、もし私の子どもがキノッピの家で暮らし始めるとしたら、親が居なくなった後、もしかしたらキノッピの家が子どもの終の住処になるかもしれない。一時的な住まいではなくずっと暮らしてもいいのでしょうか?”
A私たちは、共同生活の中から家事全般を覚えて将来1人で生活できるようになる自立もあれば、親御さんが居なくなった後、グループホームで最後まで暮らし続けることが出来ることも大きな自立だと考えています。また、自立した生活はできなくても、キノッピの家で暮らし始めることで出来ることが増えた方は本当に沢山います。
障がい者グループホームでは、生活の自立はできてなくても、障がい者ご自身が自律した生活を送ることは可能です。
利用者様一人ひとりが、小さなことでもできることを増やしていき生活に自信をつけながら、自分の選んだ暮らしを楽しむことができる。障害があってもサポート付き住宅があれば自由を感じながら各地域で暮らしていける。
私たちは、そんな生活を守りたいと思っています。
主宰プロフィール
紀林 (きの はやし)
1976年生まれ、沖縄県出身
会社勤めの傍ら、2018年にKINOPPI株式会社を設立。“障がいがあっても 住まいを選べる 世の中をつくる”という理念のもと、障がい福祉未経験ながら、茨城県牛久市に最初の障がい者グループホームを開業する。
後の障がい者家族会との出会いをきっかけに、従来のグループホームの食事と寝床の確保、家事支援だけという事業モデルでは充分ではなく、障がい者それぞれの望む暮らしの選択肢を広げ、また、いちばんの支援者である家族の生活に深く内包された「8050問題」や「親亡きあと」の解決にも配慮した、包括的な支援体制の必要性に気づく。
後の障がい者家族会との出会いをきっかけに、従来のグループホームの食事と寝床の確保、家事支援だけという事業モデルでは充分ではなく、障がい者それぞれの望む暮らしの選択肢を広げ、また、いちばんの支援者である家族の生活に深く内包された「8050問題」や「親亡きあと」の解決にも配慮した、包括的な支援体制の必要性に気づく。
会社概要
「キノッピの家」
と
「KINOPPI CAFÉ」
障がい者の“住まい”をサポートする、個別サポート付き障がい者向け住宅「キノッピの家」と障がい者の“働きがい”をサポートする、障がい者向けコワーキングスペース「KINOPPI CAFÉ」。“キノッピのある暮らし”について詳細は、ホームページをご覧ください。
障がい者の“住まい”をサポートする、個別サポート付き障がい者向け住宅「キノッピの家」と障がい者の“働きがい”をサポートする、障がい者向けコワーキングスペース「KINOPPI CAFÉ」。“キノッピのある暮らし”について詳細は、ホームページをご覧ください。